甲子園最多出場?の吹奏楽指導者が語る 勝ち負け超えた演奏の大切さ

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聞き手・森直由
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 兵庫県尼崎市立尼崎高校の元教諭で、吹奏楽部総監督の羽地靖隆さん(75)は、吹奏楽の指導歴53年を迎えました。阪神甲子園球場沖縄県からやってきた球児のために、スタンドから友情応援を続け、アルプス席で指揮をとった試合は150以上だそうです。これまでの吹奏楽人生について聞きました。

 ――吹奏楽との出会いを教えてください

 中学2年生のとき、沖縄県の伊良部島から家族で尼崎市に引っ越してきました。尼崎東高校(当時)に入学し、楽譜も読めませんでしたが、友人に誘われて吹奏楽部に入りました。3年間ずっとホルンを演奏しました。

 音楽が好きになり、高校3年生のときに「将来は音楽の先生になりたい」と考え、大学の音楽学部に進学しました。卒業後の1971年、尼崎市の中学校に赴任しました。

5月4日に記念演奏会

 今年、兵庫県吹奏楽連盟が創立90周年を迎えました。記念の演奏会が5月4日正午、姫路市神屋町のアクリエひめじ大ホールで開かれます。  尼崎市立尼崎高校、滝川第二高校などが出演するほか、高校野球の応援で球場に響き渡る「美爆音」が有名な習志野市立習志野高校(千葉県)による招待演奏があります。

「応援演奏ができないか」

 ――1981年から甲子園で沖縄県代表の応援演奏を始めました

 尼崎市内の中学校でブラスバ…

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