円上昇、一時151円台 介入警戒「神経戦」か、 米雇用統計も影響

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柴田秀並 ニューヨーク=真海喬生
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 3日の外国為替市場は、ドルを売って円を買う動きが強まり、対ドル円相場は一時、1ドル=151円台まで上昇した。政府・日本銀行為替介入に踏み切った可能性がある2日早朝につけた1ドル=153円00銭よりも、円高に振れた。為替介入への警戒感の高まりに加え、米国の雇用統計が市場予想より弱く、円高が進んだ。

 日本の3日は祝日だが、海外の外国為替市場では通常通りに取引されている。

 対ドル円相場は2日早朝、1ドル=157円台半ばだったのが、一時、4円ほど急騰し153円ちょうどをつけた。日銀の当座預金の統計を元にした市場関係者の推計によると、3兆円規模の為替介入があった可能性がある。ただその後は、円を売り戻す動きが進み、2日午後5時時点で155円台半ばに戻していた。

 3日に円が再び上昇した背景…

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