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【動画】乃木坂が聞く 囲碁・井山五冠インタビュー |
「天才棋士」の頭の中はどうなっているのか――。インタビューを通じて達人から学ぶ「乃木坂が聞く!」第6回は、日本囲碁界トップに立つ井山裕太五冠(24)。インタビュー後の6月末には、日本代表として8年ぶりに公式の世界戦(国際棋戦)で優勝した。その天才に、乃木坂46の川村真洋(17)と斎藤ちはる(16)が、素人の目で迫った。
「乃木坂と、まなぶ」トップ■由緒ある部屋で
場所は東京・市ケ谷の日本棋院本院で最も格式ある「幽玄の間」。トップ棋士の対戦でも使われ、ノーベル賞作家で囲碁好きだった川端康成の書(レプリカ)が掛けられている。
まず2人は、囲碁のルールや碁石の持ち方を教えてもらった。
井山「ルールはいたってシンプル。将棋やオセロと決定的に違うのは、マス目の中ではなく、交点に打つこと。あと、将棋の駒は役割や動きが決まっていますが、囲碁はどこに打ってもいいんです」
川村「何を競うのですか?」
井山「陣地の広さを競うゲームです。碁石で囲ったところが自分の陣地になります」
(石をおいて実演)
井山「ひっくり返すオセロと違って、囲碁は囲むと相手の石を取れます。その石は最後に相手の陣地に置いて、陣地を減らすことができるわけです」
川村「楽しそう!」
井山「石の持ち方は、普通は人さし指と中指の間に挟んで、こんな感じに。できなくてもいいんですけれど、できれば強そうに見えます(笑)」
川村「かっこよく見える!」
井山「アマチュアの人だと、手つきを見れば強そうだなと分かりますね」
■きっかけはテレビゲーム
平成生まれの井山さん。現代っ子らしく、囲碁を始めたきっかけはテレビゲームだったとか。
井山「5歳の時に、父がテレビゲームの囲碁ソフトを買ってきたんです。囲碁がやりたかったというより、ゲームがやりたかったのがきっかけ。違うソフトだったら、囲碁をやっていなかったかもしれません」
川村「お父さんは、囲碁が得意だったんですか?」
井山「いえ、会社の同僚の人と囲碁でも始めようかという話になったみたいで、父親も初心者でした」
川村「12歳でプロになられたと聞きましたが、学校は?」
井山「プロ入りが決まったのは小学6年生の時でした。中学は義務教育だから行きましたが、対局や海外試合で休むことが多くて、すぐに勉強はついていけなくなりました」
川村「こんなに囲碁ができたら勉強もできるかと」
井山「よく言われるんですけれど、全然。どんどんついていけなくなって」
川村「焦りはありませんでしたか」
井山「全くなかったですね。自分の好きな囲碁をとことんやっていきたいと思っていたので。だから、僕は高校には行っていないんです。お二人は、いま学校は?」
斎藤「行っています。両立するのは結構大変で。友達がノートを見せてくれたりするので、頑張っています」
井山「やめたいとは?」
斎藤「学校は楽しいから、ないですね」
井山「アイドルには、子どもの頃からなりたかったんですか」
川村「小さい時から芸能界には憧れていました。歌って踊るのが好きで。だから今、楽しいです!」
■穏やかな性格が一変
温厚な雰囲気の井山さんだが、囲碁を打つ時は一変し、戦闘的になるそうだ。
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